• HOME
  • >
  • 学部(電気電子情報工学科)
学部(電気電子情報工学科)

ご挨拶

学校

発電機や電球が発明されたのは19世紀のこと。それから僅か200年足らずの期間で「電気」は人類の生活を革命的に変えました。「電気」を導入してからの僅かな期間で、人類は照明や空調として環境の制御手段を得たばかりでなく、蓄積・利用が容易な動力エネルギーを手にし、また電話や無線通信として遙か遠隔地とのコミュニケーションを実現しました。

そしてこの数十年、「電気」の領域は電子・情報通信へと広がり、また目覚ましい進歩を遂げました。例えば微細な集積回路上での電気信号を用いた複雑な演算処理は、各種コンピューターやインターネットを実現したばかりでなく、機械学習・人工知能を実装することで更に進んだインテリジェンスを各所にもたらそうとしています。

高効率のモーターやバッテリーを手にしたことで、自動車の電動化が進み環境負荷の小さい移動手段が実現されつつあります。あるいは電気により生み出される「光」「超高周波信号」を用いての、従来の限界を超える超高精度計測すら視野に入ってきました。これら電気・電子・情報通信の研究開発は未来を切り開き、今後数十年で人々の生活を再び大きく変え、22世紀の社会の基礎を作ることでしょう。

名古屋大学工学部の電気電子情報工学科、ならびに、大学院工学研究科の電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻は、現代の私たちの生活を支えるエネルギー、デバイス、エレクトロニクス、コンピュータ、コミュニケーションといった電気に関する幅広い分野のすべてをカバーしています。

それぞれの分野において高度な研究を行っている研究室群は、その内容によって、電気工学、電子工学、情報・通信工学の3つの分野に分かれています。電気電子情報工学科の学生、および、電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻の大学院学生は、それぞれ4年生進学時、大学院入学時に、希望する研究室を選択することができます。学部学生については、情報学研究科の関連研究室に所属することも可能です。

沿革

概要 備考
1939 (S14) 名古屋帝国大学の創立と同年に電気学科の設置
1958 (S33) 電子工学科の設置
1967 (S42) 電気工学第二学科の設置
1973 (S48) 情報工学専攻の設置
1991 (H3) 電気学科、電子工学科、電子情報学科に改組
1995 (H7) 4学科を電気電子・情報工学科に改組
大学院は、電気工学専攻、電子工学専攻、電子情報学専攻、情報工学専攻に改組
大学院重点化
2004 (H16) 大学院の3専攻(電気工学専攻、電子工学専攻、電子情報学専攻)が電子情報システム専攻に改組 国立大学法人化
2017 (H29) 電気電子情報工学科を設置
電気工学専攻、電子工学専攻、情報・通信工学専攻を設置

参照:名古屋大学工学部・大学院工学研究科の沿革