HW-CVD法では原料ガス分子の分解効率が高い。すなわち、原料ガスの利用効率が高い。その結果、◇ イオンの生成が無い
膜堆積速度が速く、短い時間で目標とする膜厚の薄膜を堆積することができる。
イオンは膜成長表面に入射してイオン衝撃を与える。それにより、膜構造はダメージを受け、膜特性は劣化する。◇ 大面積均一な膜堆積が可能
HW-CVD法では、加熱したフィラメント表面上でも気相中でもラジカルのみが生成され、イオンは生成されない。
そのため、イオン衝撃によるダメージが無く、高品質な薄膜を作製できる。
フィラメントの設置の仕方をデザインすることにより、大面積で均一な薄膜を堆積することができる。◇ 低温プロセス
低い基板温度で薄膜を作製することができる。そのため、ガラスやポリマーフィルムなどの上に薄膜を
堆積することができる。
ホットワイヤー化学気相成長(HW-CVD)法