概要
HYBTOK-IIは、周辺プラズマにおける粒子輸送特性を明らかにするために建設された小型トカマク装置です。この装置のプラズマ中心部の電子温度は約100 eV(約100万度)に達します。外部からプラズマ閉じ込め磁場に摂動(変動)を加えるための、多様な磁場コイルが設置されています。
- 大きさ: 大半径 40 cm, 小半径 12.8 cm, リミター半径 11.0 cm
- 真空度: 1×10-7 Torr程度
- プラズマ電流: 10 – 15 kA
- トロイダル磁場: 0.5 T
- 線平均電子密度: 2×1012 – 1×1013 cm-3
- 電子温度: 周辺部 20 eV, 中心部 100 eV 程度
- トロイダル磁場、垂直磁場、プラズマ電流用変圧器はコンデンサーバンクによって運転
主な研究内容
- 外部共鳴摂動磁場とプラズマの流れに関する研究
- ディスラプション(プラズマ崩壊現象)に関する研究